faq
Q

なるべく高く家を売却するためのコツや方法とは?

質問 これまでは病気を抱えた父の面倒をみるために家族で横浜市泉区の実家で暮らしてきましたが、父が亡くなり職場のある東京へ行くことにしました。
妻も東京の会社で働いていて、元々は都内の賃貸マンションで暮らしており、母が亡くなりしばらくして父が体調を崩して一人にはしておかないため、妻と子どもの了解も得て実家に戻って、妻にも協力してもらい父の面倒をみていました。
また新しい住処は見つけていませんが、実家を売却したお金で職場の近くにマンションを購入しようと思い、父の四十九日が終わってから物件探しを始めたところです。
できれば実家を売却した分の範囲内でマンションを購入して、手元にある程度お金を残したいと考えています。そのために少しでも高く家を売りたいです。
そこで、なるべく高く家を売却するためのコツや方法を教えて欲しいです。家を高く売るためにやってはいけないことや注意すべきことがあれば、それも併せてご回答いただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
A

売却時期を見極めるのもポイントです

少しでも高く家を高く売るには、複数社に査定を依頼することをおすすめします。具体的には3〜5社程度から査定を取ればよいと思います。
1社だけに査定を依頼して、売却活動をしてもらうことは避けた方がよいといえます。不動産会社にはそれぞれ得意分野があって、得意としているエリアもあります。不動産会社によって査定額も異なりますし、最終的な売却額も大きく変わることも珍しくありません。
1社だけに依頼して、その会社が最も高い査定額を提示してくれて、その金額で家が売れればよいですが、不動産会社は泉区だけでも複数存在しているので、そうなる可能性は極めて低いです。
そのため、複数の不動産会社に査定を依頼して、査定額や対応なども比較することにより、より良い不動産会社への依頼ができる可能性が高まります。
不動産会社に家を売却してもらう際に結ぶ媒介契約には、複数の不動産会社に依頼できる「一般媒介契約」と、1社の不動産会社のみに依頼する「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」があり、一般媒介契約の場合はライバルが複数いることから真剣に売却活動に取り組んでもらえないというデメリットがあります。
そのため、最終的には1社に絞る「専任媒介契約」または「専属専任媒介契約」を結ぶことになるとしても、信頼して任せられる優良な不動産会社か否かを見極めるためにも、最初は複数の会社に査定を依頼した方よいのです。
不動産会社に査定をしてもらう前には、周辺の売却相場を把握しておくことも、家を高く売ることにつながります。
不動産会社から査定額を出してもらっても、最終的な売却価格は自分で決められます。希望額で売れなければ価格を下げていくことになりますが、最初から安い金額で売りに出す必要はありません。
もちろん、相場よりも極端に高い金額を提示してしまうと家が売れにくくなるので、ちょうど良い売却額を設定することはとても大切です。また、不動産会社から査定額を出してもらう前に、周辺の売却相場を把握しておけば、提出された査定額が適切かどうかの判断もできて、依頼すべき不動産会社も把握しやすくなります。
家を高く売るために注意すべきこととして、査定額で不動産会社を選ばないことが挙げられます。
不動産会社の中には、媒介契約を取りたいがために相場よりもかなり高い査定額を提示してくるようなところもあります。
その金額では売れないことを承知しながら、契約さえしてもらえばよいと考え、その後はいろいろな理由をつけて値下げをすすめ、最終的に相場かそれよりも低い金額で売却しようと目論んでいる不動産会社も少なくありません。
不動産会社を選ぶ際には査定額だけでなく、その価格にしっかりとした根拠があることを確認することが大切です。
家を買う人は購入前に内覧を行います。このときに良い印象を持ってもらえないとなかなか契約まで至ることはありません。
そのため、内覧の前にはハウスクリーニングを入れるなどしてできるだけキレイな状態にしておくことが、家を高く売ることにつながります。内覧時に部屋が散らかっているという事態は避けた方がよいです。
家をできるだけ高く売るには、売却時期を見極めることも大事なポイントです。一般的に9〜10月、2〜3月など転勤や進学など人の移動が多い時期が不動産業界の繁忙期になります。繁忙期だと需要が高い分、家を高く売りやすくなります。
家を高く売るためには、ホームインスペクションを活用するのもよい方法だといえます。
ホームインスペクションというのは、専門資格を持つ第三者に家の状況を調査してもらうことです。これを実施することにより購入希望者に安心感を与えることにつながり、結果として、高値での売却を実現しやすくなるといわれています。

PageTop