家の売却ではどんな諸費用がどのくらいかかりますか？
現在、横浜の泉区の実家で暮らしながら埼玉にある職場に通勤しています。7年ほど前に一人暮らしをしていた母が癌の宣告をされて、そのときは手術をして一時は完治したと思われましたが、その後再び癌が見つかり帰らぬ人となってしまいました。
母が癌になって入退院を繰り返すようになり、一人暮らしを続けさせることが難しくなり、妻とも相談して6年前に実家に戻ってきて、それから母と私と妻とそのとき生まれたばかりの息子と4人で暮らし始めました。
そのとき妻は仕事をしていなくて、私も東京の本社で働いていたので、実家からの通勤はそれほど不便ではありませんでした。
母の病気が一旦良くなってからは息子の面倒もみてもらえることになったので、妻も前に勤めていた都内の会社で再び働き始めました。
この生活がしばらく続き、母も元気になって毎日孫である息子と楽しそうに遊んでいたのですが、昨年病気が再発してからはあっという間に癌が進行して、手術もできないまま天国に旅立ってしまいました。
その後私は埼玉にある営業所に転勤となり、いずれは本社に戻れる予定ですが、不便な生活を余儀なくされています。
母がなくなり日中息子の面倒をみてくれる人もいなくなり、現在はお金を払ってシッターさんを雇っていますが、毎月かなりの出費にもなるし、このまま泉区の実家から毎日埼玉に通うことがかなり苦痛になってきたので、実家を売って都内にマンションを買おうと思っています。
そこで、インターネットを利用して実家にどのくらいの価値があるか調べると、予想していたよりも高く売れそうなことが分かりました。建物にはほとんど価値がないと思いますが、立地が良いので思ったよりも高く売れそうです。
貯金もそれなりにありますが、できれば実家を売却した分でマンションを購入したいので、予想売却額の範囲で私と妻の職場の近くで物件探しをすると、めぼしい物件がいくつか見つかりました。
物件がなくならないうちに家を売却しなくてはいけないと思い、念のため地元にいる親戚や知り合いなどに家が欲しい人がいないか尋ねてみました。
残念ながら購入希望者はいませんでしたが、叔父さんから家の売却を不動産会社に依頼するときには高額な仲介手数料やその他いろいろな諸経費がかかるから、その分もきちんと考えておいた方がよいとアドバイスを受けました。
そこで質問なのですが、家の売却ではどんな諸費用がどのくらいかかるのでしょうか？
場合によっては解体費用や廃棄物の処分費用などもかかります
家を売れば売却額がそのまま自分の手に入ると思っている方も多いようですが、不動産の売却には、不動産会社へ支払う仲介手数料、印紙代、登記費用の他にも、引越し費用など様々な費用がかかることになります。
不動産の売却で売り主の大きな負担になるのが、依頼する不動産会社に支払うのが仲介手数料です。仲介手数料は不動産会社が自由に設定できますが、法律で上限が定められています。
売却価格が400万円以上の場合は、「売却価格×3％＋6万円＋消費税」が仲介手数料の上限となっていて、一般的にはこの金額を契約時50％、物件引き渡し完了後に残りの50％を不動産会社へ支払います。
例えば、売買価格が5,000万円だと、仲介手数料は5000万円×3.3％＋6万6000円＝171万6000円となります。
不動産を売買する場合は売買契約書を作成し、そこに印紙を貼り消印を押して納税しなくてはいけません。
売買契約書に貼る印紙の金額は、物件の売買価格によって決められています。税額は2027年3月31日まで軽減措置が実施されていて、売買価格が1000万円超5000万円以下の場合は1万円、5000万円超1億円以下の場合は3万円となっています。
売買契約書は売主保管用と買主保管用の2通作成され、2通分の印紙税が必要となりますが、売主と買主それぞれが1通分ずつ負担するのが一般的です。
不動産を売却すると、所有権を買主に移転する「所有権移転登記」が必要になります。この費用は買主側が負担することになりますが、売却物件に住宅ローンが残っていた場合は「抵当権抹消登記」が必要になり、司法書士への報酬などで2万〜3万円程度がかかります。
これらの費用の他にも、必要に応じて敷地の測量費、建物解体費用、廃棄物の処分費用、ハウスクリーニング費用などがかかる場合もあります。
気になる金額は、家の大きさや廃棄物の量などによって大きく異なりますが、目安としては敷地の測量費は50万円〜80万円程度、建物解体費用は100万円〜300万円程度、廃棄物の処分費用は10万円〜50万円程度、ハウスクリーニング費は5万円〜15万円程度となっています。
家の解体が必要な場合は、不動産会社へ支払う仲介手数料よりも大きな負担になることもあるので、仲介をお願いする不動産会社ともよく相談して、解体をすべきかどうかをよく考えて家の売却を行いましょう。
この他には引越し代も必要になるので、これらを踏まえて購入する物件を選択してください。
不動産の売却で売り主の大きな負担になるのが、依頼する不動産会社に支払うのが仲介手数料です。仲介手数料は不動産会社が自由に設定できますが、法律で上限が定められています。
売却価格が400万円以上の場合は、「売却価格×3％＋6万円＋消費税」が仲介手数料の上限となっていて、一般的にはこの金額を契約時50％、物件引き渡し完了後に残りの50％を不動産会社へ支払います。
例えば、売買価格が5,000万円だと、仲介手数料は5000万円×3.3％＋6万6000円＝171万6000円となります。
不動産を売買する場合は売買契約書を作成し、そこに印紙を貼り消印を押して納税しなくてはいけません。
売買契約書に貼る印紙の金額は、物件の売買価格によって決められています。税額は2027年3月31日まで軽減措置が実施されていて、売買価格が1000万円超5000万円以下の場合は1万円、5000万円超1億円以下の場合は3万円となっています。
売買契約書は売主保管用と買主保管用の2通作成され、2通分の印紙税が必要となりますが、売主と買主それぞれが1通分ずつ負担するのが一般的です。
不動産を売却すると、所有権を買主に移転する「所有権移転登記」が必要になります。この費用は買主側が負担することになりますが、売却物件に住宅ローンが残っていた場合は「抵当権抹消登記」が必要になり、司法書士への報酬などで2万〜3万円程度がかかります。
これらの費用の他にも、必要に応じて敷地の測量費、建物解体費用、廃棄物の処分費用、ハウスクリーニング費用などがかかる場合もあります。
気になる金額は、家の大きさや廃棄物の量などによって大きく異なりますが、目安としては敷地の測量費は50万円〜80万円程度、建物解体費用は100万円〜300万円程度、廃棄物の処分費用は10万円〜50万円程度、ハウスクリーニング費は5万円〜15万円程度となっています。
家の解体が必要な場合は、不動産会社へ支払う仲介手数料よりも大きな負担になることもあるので、仲介をお願いする不動産会社ともよく相談して、解体をすべきかどうかをよく考えて家の売却を行いましょう。
この他には引越し代も必要になるので、これらを踏まえて購入する物件を選択してください。
